■仙丈ケ岳(3,033m)
山行日:2019年9月7日(日)
梅雨が長かった2019年の夏、やっと梅雨が明けたと思ったら台風が来て、さらにはお盆休みは自分の体調が崩れ、せっかくの夏山シーズンにまったく山に行けない状況が続きモヤモヤ。
が、ようやく週末に快晴の予報となったので、2019年初の登山に出発です。
南アルプス林道バスの始発の時間5時半に間に合うようにと、5時頃に到着するつもりが、早く着きすぎて4時半過ぎにに到着。
が、すでにバス乗り場にはたくさんの人が。
えっ、嘘でしょ?!
慌てて支度を済ませてバス待ちの列に並ぶ。
右側がバスの乗車待ちの列、左側がバスに乗るためのチケットを購入する列。
複数人で行かれる方は、二手に分かれて並ぶことをオススメします。
この日は土曜の朝ということで、多くの登山客がおり、通常は5時半始発のバスが5時15分頃には出発しました。
10台ほどのバスで回しているようで、車内のアナウンスを聞いていたら、用意されていたバスでは賄いきれず、片道50分ほどかかる道をピストンしているようでした。
早く到着してて良かった。。
登山口までバスに揺られ、到着後にトイレを済ませ、6:20いざ出発です。
登り始めは苔に覆われた世界。
なんだかかわいい苔たち。
そして比較的歩きやすい登山道が続きます。
バスで一気にきて、みな同時間帯に登り始めるので最初のうちは混雑です。
徐々に斜度が出てきました。
8:00 出発から1時間半ほどするとちょっと開けてきました。
今日は天気が良く、甲斐駒ヶ岳も綺麗に見えています。
中央のトンガリは鳳凰山山の地蔵岳にあるオベリスクだそうです。
オベリスク、アップ。
いつか行ってみたい。
見晴らしも良くなってきたので、テンション上げて前に進みます。
徐々に高度が上がって来たら、おっ!富士山だ!
やっぱり富士山の形は美しい。
そして、見えるだけで嬉しい。
しばらく登っていると、なにやらハイマツのしげみにカメラを向けているカップルが。
これはもしや、、、
いたーー!
ライチョウです!
一眼カメラの拡大。
まるまるしてカワイイです。
快晴だったので、ライチョウを見るのはあきらめてましたが、とてもラッキーでした。
8:45 スタートから2時間20分ほどで小仙丈ケ岳に到着。
ここから見えるカールの美しさが今回の山行の中で一番のハイライトではないでしょうか。
何枚も、何枚もカールの写真を撮ってしまいます。
日本で一番高い山ナンバー1、2、3が揃い踏み。
左から富士山、真ん中が北岳、一番右が間ノ岳。
この間ノ岳、「あいのだけ」と読むって知りませんでした。
カールをバックに記念撮影。
さて、頂上目指してもうひと頑張りです。
ちょっとポーズしてみたり、
何度も写真を撮ったり楽しく進みます。
個仙丈ケ岳から少し進むと、工程上一番の難所と感じた岩場が現れます。
なかなか高度感があります。
妻は「下を見ない、下を見ない」呪文のように唱えながら降りてました。
カール越しの日本1、2、3位。
ここでしか見られない光景でしょうか。
9:50 出発から3時間半ほどで、いよいよ山頂が見えてきました。
3こぶの一番右が仙丈ケ岳山頂です。
たくさん人がいるのが見えます。
右手には藪沢カールが広がり、そのふもとに仙丈小屋が見えます。
山頂にたくさんの人がいるのが良く見えてきました。
さて、あとひと登りで山頂です。
10:40 出発から約4時間で山頂に到着しました!
山頂はそれほど広くなく、それでも人が多いので、ここでお昼休憩にするにはちょっと狭かったので、途中のサービスエリアで仕入れた餅をかじってちょっと休憩です。
私はよもぎ餅、妻は豆大福。
疲れた体に甘さが染みわたります。
山頂に人が増えてきたので、藪沢カールのふもとの仙丈小屋まで下ってお昼休憩にします。
小屋が見えてきました。
振り返ると山頂にはたくさんの人が見えました。
そして仙丈小屋に到着です。
小屋の外のベンチをお借りしてお昼休憩にします。
普通のインスタントラーメンが、山で食べると格別に美味くなりますね。
小屋から見た山頂方面。
カールが美しいです。
多くの人が思い思いに体を休ませています。
チップ制のトイレをお借りし、下山です。
なにも考えずに、他の人たちについていったら道を間違えました。
私たちは来た道を元に戻り、再度大仙丈沢カールを見ながら帰ろうと思っていたのですが、多くの人が進んで行ったのは別ルート。
途中でそれに気づき、また小屋まで戻ることに。
無駄な登り返しにガックリです。
いったん小屋まで戻り、巻き道を通って小仙丈ケ岳まで戻ります。
帰り道は、常に正面に甲斐駒ヶ岳が見えていて、同じ道を戻るのでも楽しいです。
途中の難所もなんとかクリアです。
最後に大仙丈カールの美しさをしっかりと目に焼き付けて下山します。
行きに見えていた富士山もほとんど隠れてしまって、頭が少し見えている程度。
やっぱり登山は午前中が勝負ですね。
仙丈小屋から2時間半ほどで登山口まで下山してきました。
楽しい山行でした。