2020年から新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、登山をする上でも少し気にすることが増えてきました。
そこで2021年版として、自分のためにもチェックリストを更新です。
~登山の持ち物チェックリスト~
■衛生用品■
●マスク ~ 自分の身を守るためでもあり、山小屋や移動のバスの中などではマスク装着必須なので、必ず携帯しておきましょう
●アルコール除菌 ~ 山小屋や公共のトイレなど、使用後に随時消毒しましょう
■ウェア■
●肌着 ~ 通気性と速乾性を重視したドライタイプ。綿素材はNG。体温低下の防止と汗などで濡れた不快感を低減してくれます
●Tシャツ ~ 急な雨や、下山後の着替えとしてドライタイプを用意しておくと安心。シャツ類も綿100%は避けて、速乾性のあるドライタイプを選んで体の冷えを防ぎます
●ソフトシェル ~ 高い防風性と撥水性を備え、ストレッチ性に優れたジャケット。裏面を起毛にして保温性を高めているものも多い
●フリース ~ 保温性が高くて軽いフリースは、秋から冬にかけて登山する上でかなり使う機会は多いと思います
●ダウンジャケット ~ テント泊や、秋から冬にかけての登山時に、場所に応じたダウンジャケットをチョイス
●タイツ ~ 締め付ける力で固定することで筋肉の不要な動きを抑制します
●長ズボン ~ 化繊で伸縮性の高いズボンをチョイス。膝から下をチャック式で取り外してハーフパンツになるものも
●靴下 ~ ウールの吸湿・保湿性により、靴の中を快適な状態に保つ、メリノウール商品をチョイス
●帽子 ~ 山の強い日差しを遮り、頭部の保護にもなり、寒い時期には防寒具としても
●グローブ ~ 岩や木をつかんだ際に手を傷つけないように。ウールタイプや防水タイプが良いかも
●ゲイター ~ ぬかるんだ登山道での泥除け、雨天時の雨よけとしてだけでなく、砂や小石がシューズの中に入り込んでくるのを防ぐ効果も
●レインウェア(雨具・雨対策グッズ) ~ ゴアテックス素材が主流。レインウェアはいざというときの防寒着にもなるので常に持ち歩きたい必需品
●登山靴(トレッキングシューズ) ~ ゴアテックスなどの防水素材を使用して、靴底がしかっりとした硬さのあるもの。足首保護のためミドルカットからハイカットがオススメ
■ギア■
●ザック(バックパック) ~ 日帰りは25~30Lクラスを目安として、背中にしっかりとフィットするものをチョイス。肩にあたるパットや、フェストベルトの厚みなども披露軽減に大きく左右される
●ザックカバー ~ あらかじめザックに付属しているものもありますが、別売りの場合は必須です。ザック全体の防水性を高め、雨などで濡らしたくないウェアなどを保護します
●スタッフバッグ ~ 絶対に濡らしたくない着替えや貴重品などの収納に。防水性に優れたもののの中に小分けして入れます
●トレッキングポール(ストック) ~ 膝や腰にかかる負担を軽減してくれます。T字型とI字型があり、中にはショック吸収してくれる構造のものもある
●水筒 ~ 日帰りレベルの山であれば、ステンレスボトルや魔法瓶タイプの水筒で沸騰したお湯を山頂まで運んでコーヒーやみそ汁などに使えます
●ハイドレーション ~ 必要な時だけにチューブを通して水分補給できる一方、バッグから取り出さないため残量には注意が必要
●バーナー ~ ガスコンロがポピュラーで、気軽に使えて、山でのおいしい食事や緊急時の火の元としても
●燃料 ~ バーナー・コンロにしっかりとマッチしたものを。ガス(OD缶/CB缶)・アルコール・固形・ガソリンなどがある
●コッヘル ~ アルミやチタンといった素材から、容量や形状など、目的に応じたものを選びたい
●食器 ~ 携帯性の良いカトラリーセットなど。ケース付きなら使用後の汚れも気にならない
●マグカップ ~ ステンレスのものや木製のかわいいものも豊富。スタッキングできるタイプならかさばらずにザック内も整理できる
●ライター ~ チャッカマンのような長いタイプやZIPPO式のものもあると便利
●地形図(登山地図) ~ 必ず登山用の地図を準備
●コンパス ~ アナログほど信頼度の高いものはありません
●GPS ~ 最近のスマホアプリも精度が上がっています
●腕時計 ~ 防水機能がある時計を選びたい。GPS機能がついた腕時計も便利。
●ヘッドライト ~ 早朝まだ暗い時間からのスタートや、下山に時間がかかってしまって暗くなってしまうことも想定し、両手が使えるヘッドライトは常に持ち歩いておきたい
●予備電池 ~ 山中の暗闇でヘッドライトが電池切れしてしまっては大変。雨にぬれても使えるよう、ビニールなどで保護をした状態で常に持ち歩きたい
●ホイッスル ~ 緊急時に大きな音で自分の存在を知らせられます
●熊鈴(ベアベル・熊よけ) ~ 自分の存在を知らせ、熊との遭遇を事前に予防
●軽アイゼン・チェーンスパイク ~ 雪渓歩きの際はもちろんのこと、凍結が想定される冬の低山歩きでも準備しおくと安心
●携帯電話(スマートフォン) ~ 登山マップを見たり、GPSの代わりとして、緊急時の連絡用としても
●モバイルバッテリー ~ 電源が切れてしまってはスマホもただの役に立たない荷物です。モバイルバッテリーは必需品
●カメラ ~ 本格的な一眼レフカメラ、表現力と携帯性に優れたミラーレスカメラ、広範囲の撮影が可能な360度カメラ、動画に特化したアクションカメラなど、用途によって種類が豊富
●サングラス ~ 山の強い日差しから目を守ります
●財布 ~ 行動しやすいように最低限必要なもの、貴重品を入れておく。チップ制のトイレもあるので小銭を多めに準備しておくと良い。
●多機能ナイフなど ~ 軽くてコンパクトなマルチツールはひとつ持っているとなにかと重宝します
●スポーツタオル ~ 汗はもちろんのこと、首に巻いて防寒したり、日焼け対策をしたり、救急用の包帯としても使える
■緊急用■
●救急セット ~ 非常用に絆創膏や常備薬を携帯しておくと、靴ずれやすりむきなど、もしものときに役立ちます。
●エマージェンシーシート ~ 極薄素材の防風防寒防水シート。万が一の時、体温の低下を緩和させることができます。
●携帯トイレ ~ 登山道にトイレが整備されていない山は多く、どうにもならなくなった場合には、自然に放置ではなく、しっかりと持ち帰りましょう
●芯抜きロールペーパー ~ 芯なしのトイレットペーパーを買っても良い。芯を抜いて持っておくと使い切ったときのゴミも出ません
●ウェットティッシュ ~ 水のない環境で重宝します
●カイロ ~ 予想以上に寒くなってしまった場合、体調が悪くなった場合にも、体を温めれば回復も
■食料・飲料・その他■
●食材・フリーズドライ食品 ~ お湯をそそぐだけのフリーズドライ商品も多く支持されている
●行動食(おやつ) ~ 疲労軽減、高山病対策に、少しずつ食べられるようなものを
●飲料(ペットボトル) ~ 飲み終わった後はつぶしてコンパクトに。水場のあるところでは水くみにも役立ちます
●日焼け止め・リップクリーム ~ 山の強い紫外線から肌を保護します
●ビニール袋 ~ 山にゴミを残してくるのはご法度。ビニール袋を複数もっておけば、防水・防寒としても利用できる
●女性用品
■テント泊装備■
●テント ~ 初心者向けには、結露になりにくいダブルウォールがおすすめされている
●シュラフ ~ 自分の目的にあったものを。登山用としてはダウン素材のマミー型が主流
●マット ~ 岩場などでも快適に座れたり、快眠につながる重要なもの。コンパクトな折りたたみ式か、ロールタイプ、エアタイプなど
●サンダル ~ 山小屋やテント場での移動、下山後にリラックスしたい際の履き替えようとして
●コンタクトレンズ・眼鏡 ~ テント泊や山小屋泊の場合は、コンタクトレンズの替えや、コンタクトを外した後でも行動できるように眼鏡も忘れずに
『登山の持ち物チェックリスト』をプリントアウトできます。
山をなめてはいけません、しっかりチェックして、しっかり準備しましょう。