初めてのテント泊登山 赤岳鉱泉から硫黄岳&赤岳(硫黄岳・長野県、赤岳・山梨県)

今までいろいろ山には行ってきましたが、日帰りか、山小屋泊のみ。

いつか秋の涸沢に行ってみたいけど、さすがに3人で二枚の布団を使うような山小屋泊は避けたい。

ということで、満を持してテント泊装備一式を買いそろえました。

初めてのテント泊で辛い思いをして、すぐに一式メルカリに出品というのは避けたかったので、二日とも晴天続きの日を選び、それほど大変ではないベースキャンプ式の赤岳鉱泉に決定です。

 

■硫黄岳(2,760m)・赤岳(2,899m)

山行日:2021年8月28日(土)~8月29日(日)

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土日の二日共にてんくらはオールA。

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周辺の天気もそこそこなので、雨に降られることはなさそう。

 

~1日目~

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土曜日の朝6:30 八ヶ岳山荘の駐車場に到着するも、すでにほとんどのスペースが埋まった状態。

ギリギリ最後の一台空いていたところに滑り込み駐車できました。

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その後すぐに駐車待ちの渋滞の列ができ、

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奥の別荘地側の駐車スペースが開放されて続々とそちらに車が埋まっていきます。

 

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早々に準備を終えて、八ヶ岳山荘の左側の小さな小屋にあるポストに登山届を提出します。

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AM6:40 八ヶ岳山荘を出発

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しばらく南アルプスらしい、苔に覆われた樹林帯を歩きます。

大したのぼりではないけど、今回自分のザックの重量は16kg。かなり股関節に響いてきます。

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AM7:30 出発から50分でやまのこ村に到着。

 

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こちらにはトイレがありますが今回はお借りせず。

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ここの駐車場は予約制ということです。

ここまでの道のり、このように車でも来られるのですが、途中の道路が相当な悪路。

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ここが最大のバンピーポイント。

ランクル、パジェロ、ジムニーといった本格四駆であればなにも問題なく、SUVでも大丈夫そうでした。

が、私たちが歩いている横を通って行った中で、4人乗ったプレマシー、スズキのイグニスなどは腹をこすってました。

ここのバンピーポイントでは、アイシスがスタックしそうになってて、なんとか自力で脱出してました。

車高の低いセダンなどは、慎重に行けばいけなくはないと思いますが、腹をこする覚悟はしておいた方が良いかも知れません。

でも、16kgのザックを背負ってのこの区間の歩き50分が車で移動できるのはとても魅力的で、誰か乗せてくれないかな~という気分でした。

 

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やまのこ村の反対側には赤岳山荘もあります。

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そこから5分ほどで美濃戸山荘があり、ここが登山道に入る前の最終トイレになります。

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今回私たちは赤岳鉱泉を目指すので、北沢コースを行きます。

行者小屋へ向かう場合は南沢コースで。

 

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登山道は良く整備されており、歩きやすい。

ですが、我が家はテント泊装備を担いでいるので、普段なら楽々行けるようなところもかなりシンドイ。

テント泊って大変。

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AM9:40 出発から3時間、美濃戸山荘から2時間で赤岳鉱泉に到着。

すでにだいぶ疲れた。。


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晴天続きになりそうな土曜日ということもあり、すでにテント場は下の方までかなり埋まっている状況。

赤岳鉱泉のテント場は予約制ではなく、先着順なので時間によってはテントが張れないこともあるかも。

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夜中にトイレに行きたくなるかもしれないということで、なるべく小屋に近い場所でなんとか場所を見つけてテント設営開始です。

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テント購入後、自宅で一度組み立てたので当日もすんなりと設営完了。

ただ、ちょっと場所が斜めで、寝そべってみると少し横に転がっていくGを感じる。

こんなんでちゃんと寝れるのかな。

 

購入前にたくさんショップを回って、いろいろとテントを見た結果、二人用ではちょっと狭すぎるということで、3人用のプロモンテのVL-37を購入しました。

 

 

ただ寝るだけではなく、テント泊となると、ザックも大きくなり、その大きな荷物もテント内に収納しないといけないので、これでちょうど良いサイズでした。

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テントを無事に張り終えたので、少し赤岳鉱泉をぶらついてみます。

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飲料水の無料の水場があり、蛇口からは常に水が流れています。

水が現地で調達できるということで、少し荷物の重さが軽減できるのはありがたいです。

冷えた水がたくさん飲めるのはとても嬉しい。

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有料のドリンク類もたくさん冷えてます。充実してます。

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登山者向けのトイレは外にあります。チップ制です。

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赤岳鉱泉をベースとした登山ルートの案内。

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ここで紹介されていたルート、同じルートで硫黄岳、赤岳に登る予定です。

それではさっそく準備して、初日は硫黄岳に出発です。

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AM11:00 赤岳鉱泉の中央入口の前に硫黄岳への登山口があります。

登山は自己責任というのは分かりますが、この硫黄岳への登り口の案内は看板がなにも設置されておらず、よく分かりませんでした。

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急登でもなく、比較的登りやすい登山道。

16kgのザックから開放されたので、身軽で登りやすい。

今回のために、ネイチャーハイクのコンパクトバッグパックを購入。

使わないときは付属のポーチにコンパクトに収納出来て、広げるとなかなかの収納力で、これは買って良かった。

 

 

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PM12:00 赤岳鉱泉から1時間で樹林帯が開けてきました。

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ギザギザして険しい横岳、そして明日登る予定の赤岳。

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そして左手には硫黄岳の溶岩らしきゴツゴツとした塊が。

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稜線の上にはケルンと、歩いている人たちも見える。

あと少し頑張ります。

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右側の横岳、赤岳の並びが緑緑しくて、美しいです。

 

 

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PM12:10 出発から1時間10分で、オーレン小屋と硫黄岳山頂の分岐、赤岩の頭に到着。

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美しい景色に、なかなか足が進みません。

 

 

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硫黄岳の山頂直下は、ガレていてなかなか登りにくいです。


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PM12:40 出発から1時間40分で硫黄岳山頂に到着です。

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広い山頂では各々が好きな場所で休憩、お昼ご飯にしています。

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そして、これが噂の爆裂火口。

想像通りということで、それほど感動もしませんでした。

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爆裂火口。すごい名前ですが、名前負けしちゃってる感じです。

もくもくと噴煙を上げ続ける阿蘇山や、噴気を出し続ける焼岳を間近に見てしまったので、その迫力には負けますね。

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この硫黄岳から、横岳、赤岳と縦走できるコース。

横岳からの赤岳が相当大変らしいので、我が家は明日改めて赤岳鉱泉から再出発する予定です。

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一応記念撮影。

持参したおにぎりと、みそ汁で少し昼休憩をし、風も強かったのですぐに下山することに。

 

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八ヶ岳は緑が本当に美しいです。

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なんか、緑が深いのでジュラシックパークみたいな雰囲気がします。

向こうの赤岳のてっぺんから火山が噴火してたらそれっぽい。

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PM15:45 下山してきました。

テント場ははカラフルなテントたちで埋め尽くされています。

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少し疲れたのでテント内でひと眠りしようかと思い、中に入ってみましたが、とても暑くて眠れるような状態じゃない。

仕方なく、外の日陰で涼しくなるのをボーっと待つ。

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妻は30分ほどテント内でうとうとして、そのあとお風呂に行きました。

こんな山奥なのに、風呂に入れるということが、ここ赤岳鉱泉を選んだ理由のひとつでもあります。

ちなみにお風呂は激熱で、とても浸かっていられうような温度ではないですが、少し水でうめて、1分ぐらいは入れました。

一度に4人までは入れますが、湯船に4人入るのはとても無理です。

汗を流せるだけでもすっきりして、とてもありがたいです。

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夕暮れてきました。

雲が多いので、あまり星空は期待できないか?

日が暮れると気温が一気に下がって来て、私はフリースを着て過ごしました。

中にはダウンジャケットを着ている人もチラホラと。

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小屋のテーブルを使わせて頂き、夕食の準備です。

 

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今回は、無洗米をコメから炊いた白米に、湯煎したレトルトカレー、ウィンナーを載せたカレーです。

ご飯がイマイチべったりとしていましたが、カレーをかけれてなんとか食べられた感じ。

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夕食後、しばらくすると雲が晴れて来て星空が!

ミラーレス一眼でこれぐらいは撮れました。

星空を眺めるのもテント泊登山の魅力のひとつかな。

 

小屋は21時に消灯ですが、その後も外人さんのグループが22時まで騒いでおり、また我が家のすぐ横にテントを構えていたので、飲み終わって帰って来た時も足音や騒ぐ声、ライトで照らされたりしてとても迷惑でした。

なんかそんな気がしてたんですけど、これもテント泊の洗礼ですね。

テントを張る場所はしっかり考えないと。

 

~2日目~

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AM4:30 心配だったテント内での睡眠、私も妻も、意外と朝までぐっすりと寝られて、予定よりも起床時間を過ぎてしまいました。

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AM5:15 赤岳に向けて出発です。

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これが噂のマムート階段。

マムートのロゴのプレートがかっこいい!

 

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AM5:55 赤岳鉱泉出発から40分ほどで、行者小屋に到着しました。

朝ご飯を食べていなかったので、行者小屋のテーブルをお借りして、持参していたパンとコーヒーで朝食タイムです。

行者小屋のテント場もたくさん張られており、皆出発の支度をしています。

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行者小屋からは、今から登る赤岳が見えます。

なかなかの急登ですが、大丈夫でしょうか?

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AM6:25 行者小屋のトイレをお借りして、いざ、赤岳山頂に向けて出発です。

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やっぱり、思った通り急登です。

急登だけど、登山道はしっかりと整備されています。

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しばらく登ると一気に見晴らしがよくなってきて、御嶽山や北アルプスが一望できるようになります。

すごい見晴らし。

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時折現れる階段?はしご場?ギシギシ言うのでちょっと怖い。

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でも、この見晴らし。青空最高!

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そして、このルート最大の難関がこの鎖場。

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画像では伝わらないですが、かなり高度感もあって怖い。

しっかりと鎖から手を離さないように意識して登ります。

でも、下を見るとすごく怖い。

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が、ここを登りきれば稜線に出て、あの赤岳まであと少しです。

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AM7:30 行者小屋出発から1時間ほどで稜線に出ました。

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二日続けて晴れ予報の日を選んできただけあって、最高の天気です。

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そして雲海の上に頭を出す富士山。

富士山が見えるだけでうれしくなる山ですね。

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AM7:40 行者小屋出発から1時間10分ほどで、赤岳展望荘に到着。

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こちらでトイレをお借りして、あと少しの赤岳山頂に臨みます。

男子トイレから赤岳に登っている人たちが良く見えます。

よし、あと少し頑張るぞ。

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山頂手前はなかなか高度感あります。

鎖がないとちょっと怖い。

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そして着いた!と思ったら、ここは北峰で、

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目指す山頂はあちら。

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AM8:30 行者小屋出発から約2時間で赤岳山頂に到着です!

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ずっと頭を見せてくれている富士山に、

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御嶽山、乗鞍、北アルプス、

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よく知らない山々たち、360度ドン見えの山頂は最高の景色です。

それほど広い山頂でもないので、10分ほど景色を楽しんだら下山します。

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出発してきた赤い屋根の行者小屋が見えます。

その向こうには赤岳鉱泉も。

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AM8:40 下山します。

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下りは、文三郎尾根から中岳を経由するルートです。

が、いきなりはしごが出て来てビビります。

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こちらから見る横岳は、なんかすごくゴツゴツしていて、ダースモールの頭みたい。

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中岳の向こうは阿弥陀岳。

阿弥陀岳も登るのは大変そうだけど、我が家は中岳を下ったところから行者小屋へ向けて下山します。

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中岳。

正面から見ると、なかなか立ちはだかる感がありますが、登ってみるとそこまで大変じゃなかった。

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行者小屋が少し近くなってきたかな?

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途中、ロープをもって下るところもありましたが、私はここですべって転びました。

油断禁物です。

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AM11:40 赤岳山頂出発から、行者小屋を経由して約3時間で赤岳鉱泉まで戻ってきました。

テント撤収の準備で、シュラフの湿気を飛ばしています。

 

 

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テントを購入する際に度々出て来ていた「結露」というワードがあったのですが、そんなになるか?と思っていましたが、予想以上にしっかりと結露ができて、フライシートとインナーの間には多くの水滴が。

フロアにも水の塊があり、こういうことかと。

今回は晴れていたので日光で乾かして撤収できましたが、これが雨降りの中の撤収とか考えると、絶対にやりたくない。

雨のテント泊はぜったいに嫌だな。

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PM13:00 思いのほか撤収に時間がかかり、予定より出発が遅くなりました。

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PM15:00 出発から2時間でやまのこ村に到着。

ここでソフトクリームを頂きましたが、おばちゃんが作ってくれた芸術的なソフトクリーム。味は美味しかったです。

 

 

ここから駐車場まであと1時間かかるので、ちょっと大変。

SUVなので、ここまで車で来たら良かったとちょっと後悔。

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途中のバンピーポイント。ここをクリアできれば車で登れると思います。

 

 

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PM15;50 出発から2時間50分で八ヶ岳山荘に到着~、つかれた~。荷物重たかった~。

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さすがに日曜日のこの時間はもうガラガラですね。

土日共に天気が良かったので、みんな楽しめたんじゃないでしょうか。

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下山後、ゆーとろん水神の湯で汗を流し、山賊焼きを頂いて帰りました。

人生初のテント泊登山は、とにかく荷物が重たかったという感想。

次回はもう少し軽量化を図って臨みたいと思います。

 

 

 

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