初の白山登頂、その下山の際、下れど下れどなかなか登山口に到着せず、その時に思ったのが、「トレッキングポールが欲しい」ということ。
その後山ショップに行き、いろいろな説明を受け、結果的に選んだのが「LEKIのサーモライトAS(THERMOLITE)」
正直言ってトレッキングポールの中では高額な方だと思いますが、使ってみるとその高さには理由があるという感じでした。
まずはトレッキングポールを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- I字型かT字型かを考える
トレッキングポールを選ぶ上でまず考えなければいけないのが「I字型」か「T字型」かという形状の違いについてです。
「T字型」はどちらかというと杖に似た形状で、上からの重心を支えやすい形状となっており、特に下りの際に力を発揮します。
その一方「I字型」は2本セットで使用するケースが多く、グリップの形状から、特に登りの際にも使用しやすいタイプとなっています。
2本セットで使用すると、どうしても手が使えなくなり、岩場などでは若干邪魔になるシーンもありますが、登りの際の推進力、下りの際の足の負担軽減という面ではしっかりとサポートしてくれるということで、2本セットに決定しました。
形状が決まったら今度は素材です。
- カーボンタイプかアルミタイプか
トレッキングポールは当然ながら伸ばすとその本体の重みが手元にかかってきます。その際、カーボンタイプはとても軽いので、特に女性にとっては良いのかもしれません。が、その反面、強度にやや不安があります。
アルミタイプはカーボンタイプに比べて重量はあります。が、長く使っていくうち、強く力がかかった際にカーボンだと割れてしまって使い物になりませんが、アルミタイプであれば最悪でも曲がるだけ。多少曲がっていてもポールの役目は果たせます。
ということで、私はアルミタイプを選択。
あとは伸縮性を考えます。
- 作業しやすい伸縮性か
暖かい春・夏山であれば特に考えなくても良いですが、寒い雪山の場合、たいていの場合手袋をはめています。手袋をはめた状態でも伸縮しやすいものを考えた際、スクリュー式よりもレバー式の方が作業しやすい。
これらのチェック項目を考えた結果、「LEKIのサーモライトAS(THERMOLITE)」に決定となりました。
ここからはサーモライトASの紹介です。
この「LEKI サーモライトAS(THERMOLITE)」はグリップ部分の形状がエルゴングリップという人間工学に基づいて開発された形状となっており、その使い心地は使ってみてあらめて実感しました。
特に下りの際にてのひらにあたる部分が丸い形状になっているためにとても手になじみ、やさしい感触です。
このベルトの長さ調節をする場合、上に持ち上げるとグリップ部分が上昇してベルトが稼働し、下に押し下げると固定されます。
実際に使用する際にはベルトを手首に巻いて、常に下に押し下げるので理にかなった動きです。
このストラップもとてもしなやかで、手にしっくりなじむ、気持ちの良い素材でてきています。
サーモライトASは3段式のポールで、その2か所のロック機構はそれぞれ異なったシステムを採用しています。
上の段のロックはレバー式。ほんとうに簡単にロックができるので、雪山登山などの手袋装着時にも楽々ロックできます。
そして下の段はスクリュー式。LEKIの従来品に比べて少ない回転数でロック、解除できるため、より短時間で伸縮することができるようになっています。
そしてこの下の段のロック部分にはアンチショックシステムが内蔵されています。実際に使用してみると、ショックを吸収してくれる感覚がとても気持ち良いです。関節や筋肉への披露軽減の効果があるそうです。
先端の石突きにはラバーキャップがはめられており、木道や自然を気づ付けない配慮だけでなく、携行時の安全面でも効果を発揮します。
先日雪山で使用した際にはガリガリに凍った個所もあったため、その時はラバーキャップを外して使用しました。
夫婦でこのサーモライトASを購入して、妻も気に入っているようです。オススメのトレッキングポールです。
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