やっぱりカワイイ、数メートル先にライチョウが(乗鞍岳・岐阜県)

見頃となった乗鞍岳のお花畑を見に行こうということで計画。

■乗鞍岳(3,026m)

http://www.hida-norikura.com/norikura/

山行日:2017年7月30日(日)

7月15日あたりの週末、またその次の週末と、計画するも天気がイマイチなので見送り。

そして29日の土曜日もまた天気が悪く見送り。

う~ん、このままでは来週は枯れてしまうと、てんくらとにらめっこしながら、「えい!もういい、天気悪くても行く!」ということで、急遽30日に行ってきました。

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夜中に家を出発して3時間、ほおの木平スキー場の駐車場に6時に到着。

雨は降っていなかったものの、どんよりとした曇り。山の方も分厚い雲に覆われています。

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本日の天候=濃霧、視界=不良。

まあ分かっていたけどちょっとがっかり。

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マイカー規制されているため、ほおのき平から畳平までのバスに乗ります。

ひとり往復2300円。もうちょっと安くならんかな。

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50分ほどバスにゆられ、到着した畳平はやっぱり濃霧。

真っ白でなにも見えません。

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数メートル先はもう見えません。

いったい自分が今どんな場所にいるのかさっぱりわからい状況。

気を取り直してお花畑散策に出発です。

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この畳平の標高は2700m、まだ雪が残っています。

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畳平を降りたすぐの場所からお花畑が広がり、さっそくハクサンイチゲが広がります。

妻はどうしてもこのハクサンイチゲのお花畑が見たかったそうなので、とりあえずは目的達成です。

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そして今回のもうひとつの目的はライチョウです。

ここ乗鞍岳はライチョウの生息地でもあり、そしてこんなどんよりとした天気の方がライチョウは出やすいということなので、景色が望めないのであればせめてライチョウにだけは会いたいと。

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視界が悪い中、妻は花に夢中も、私はどこかにライチョウがいないか目を凝らしながら歩いて行きます。

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そしてついに見つけました!

この中にライチョウがいます。

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この細長く映ってる黒い影。

実際にはもうちょっと近くに見え、小さい子供も一緒にいました。

人生初のライチョウとの遭遇に二人とも大興奮です。

しばらくライチョウを観察し、なんとなくまた別のところでも会えるように気がしていたので、先に進みました。

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ちなみにこの時点でてんくらはA判定。

A判定でもこれだけ濃霧なのか。

山は行ってみないと分からないですね。

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ほんとうはもっと見晴らしの良い場所のようですが、残念な濃霧です。

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お花畑を一周し、これから剣ヶ峰目指して登ります。

この乗鞍岳はライチョウもいますが、ツキノワグマの生息地でもあるそうで、登山口にはクマよけの鐘がいくつか設置されています。

数日前にも目撃情報があったということで、我が家もしっかり叩いて登ります。

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雪渓やら小川やら、晴れていたらどれだけ美しいんだろうか。

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でも、露に濡れたコマクサだけはかなり美しかったです。

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しばらく進むとまたも雪渓が現れます。

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そして肩の小屋の手前でまたも発見しました。

そうですライチョウです。

この中に2羽います。

スマホではこれが限界ですね。

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妻の一眼ではしっかりととらえれました。

5mほど先の近い場所にいたので、iPhoneの動画でもしっかり撮れました。

しばらくの間ライチョウタイムを楽しみ、満足したので先に進みます。

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出発から40分ほで肩の小屋に到着。

濃霧が霧雨っぽく、粒が大きくなり、ウェアが濡れてきたのでここで休憩がてらレインウェアを着込みます。

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ずいぶん冷えてきたので、ちょっと早いですがここでお昼ご飯とします。

あったかい蕎麦をひとつ頼みました。

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持参したおにぎりもここで食べさせて頂きます。

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この肩の小屋の中には土産物コーナーもあり、祝・ライチョウ記念として妻は普段買わないピンバッジをひとつ購入。

ライチョウのデザインがかわいいです。

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そして肩の小屋を出発するも、まさかの登山渋滞につかまる。

ここ乗鞍岳は一気に2700mまでバスで登ってこれてしまい、なおかつ山頂の剣ヶ峰までは往復4時間とお手軽なので、バスツアーも多いようで、下山した際の畳平には観光バスが10台以上停まっていました。

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相変わらずの濃霧を進みます。

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10:50 剣ヶ峰山頂に到着。

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濃霧ですが記念撮影。

本当は素晴らしい景色が望めていたのだと思いますが。。

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ツアーのお客なのか、狭い山頂は大混雑です。

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これだけの濃霧だったら、よほどてんくらはB判定ぐらいになってるだろうと思いましたが相変わらずA判定。

雨は降ってないのでAなのでしょう。山の濃霧までは分かりませんね。

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邪魔にならない場所でコーヒーを飲みながら天気の回復を待ってみます。

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しばらく空を見上げながらコーヒーを飲んでいましたが、一向に天気が回復する兆しもみられず、さらにはボーイスカウトの団体も登って来てさらに山頂が混雑してきたので下山することにしました。

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下山途中、たくさんのコマクサが見られました。

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最後まで濃霧に覆われてしまった乗鞍岳ですが、花とライチョウで十分に楽しめました。

家から3時間と近いので、抜群に天気の良い日にまた行きたいと思います。

 

 

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